つみたてNISAならコレだ! おすすめ投信3選


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みんさん、こんにちは!

今回は、元手がなくても簡単に投資ができて、投資をした際の運用益が非課税になるつみたてNISAを利用したときの、お勧めファンドを紹介します。おすすめファンドの中でも、今回は投資初心者にお勧めできるファンドとして、インデックスファンドを3つ紹介します。

インデックスファンドとは、特定の指数(例えば日経平均株価など)をベンチマークとして、その指数に連動するようにポートフォリオを組むようにした投資信託です。詳しくは以下の記事でも書いてあるので参照してください。

投資における勝ち組! 初心者から上級者まで使える戦略

ここでは、10年近くつみたてNISAで運用することとして、まずはファンドの選定基準を紹介します。

●インデックスファンドであること
後にアクティブファンド型でおすすめのファンドを書きますが、今回はわかりやすさを重視して、インデックスファンドで紹介します。

バランス型のインデックスファンドではないこと
バランス型のインデックスファンドとは、先進国株式だけではなく、先進国債券や新興国株式などを組み入れることで、リスクを低減するようにしたファンドのことを言います。しかし、私はバランス型のインデックスファンドは無意味だと思います。というのも、インデックスファンドのメリットである「わかりやすさ」が、インデックスを複合化することで失われてしまうからです。確かに、資産複合型にすることでリスクは低減できますが、その分値上がり小さくなり、そして、分かりやすさもなくなってしまうので、バランス型にしてしてしまうのはデメリットが大きいと思います。

●純資産額が大きいこと、また、急激な変化がないこと
インデックスファンドは、対象とする指数に連動するように組成された投資信託であると先ほど書きましたが、純資産総額が小さすぎると満足いくポートフォリオを組成できなくなってしまい、結局指数に連動しなくなってしまう可能性もあり、そして、流動性リスクが非常に大きくなります。流動性リスクとは、市場規模が小さいために換金しようとするときに不利な条件でしか換金ができなくなってしまう可能性が高いということです。純資産総額が大きいとその可能性は小さくなります。
また純資産総額に関係することとして、その純資産総額の推移が急に大きくなったり、急に小さくなったりしていないことを挙げられます。純資産が急に大きくなっているところや急に小さくなっているところがあったら、その時の基準価格の推移を見てください。その基準価格の推移に比例して、増えたり減ったりしていた場合には、そのファンドはあまり有望なファンドではない可能性が高いので、注意してください。なので、今回選択するファンドは純資産総額が100億円以上で、最近の純資産の推移が漸増か同水準を推移しているファンドに限ります。

●新規設定されたインデックスファンドではないこと
新規に設定されたインデックスファンドは、市場規模も小さく、運用実績のデータも少ないので、あまりお勧めはしません。なので、今回は運用実績が最低でも5年以上あるインデックスファンドを選定対象とします。

●信託報酬が安いこと
今回投資信託を比べるときには、同じインデックスに連動するように組成された投資信託同士を比較します。これがアクティブファンドの場合には手数料を比較することはナンセンスなのですが、今回はインデックスファンドです。運用損益率で見た場合にはどれもほとんど同じような水準で推移します。なので、出来る限り手数料が安い方が実際に算出される利益額が大きくなるので、信託報酬に注目します。

●トラッキングエラー(TE)が小さいこと
トラッキングエラーとは、ベンチマークとなる指数から運用実績がどれくらい乖離しているかを示す数値です。インデックスファンドは指数に連動するように作られた投資信託です。なので、このTEはできる限り小さくなくてはなりません。しかし、0にすることは無理です。インデックスファンドとしての目安は3%以内です。

 

Contents

〇おすすめのファンド

さて、ここから以上の選定基準に基づいたおすすめのファンドを3つ紹介します。

①ニッセイ外国株式インデックスファンド
<基本情報>
・投資地域、資産  … 日本を除く先進国株式
・対象インデックス … MSCIコクサイ・インデックス
・純資産総額    … 1258億円(7月2日時点)、漸増
・信託報酬     … 0.107892%
・TE       … 2.23%

最初に紹介するファンドが、日本を除く先進国の株式に投資をするインデックスファンドです。この投資信託の魅力は、その純資産総額と信託報酬の安さです。他のMSCIコクサイ・インデックスに連動するように組成された投資信託の場合、純資産総額は約400億円規模で、信託報酬は0.4%~0.5%程度物が多いです。対して、このインデックスファンドは純資産総額で言えば他の物の3倍近く、信託報酬で言えばその4分1程度です。他の投資信託もTEは同じ水準ですが手数料が非常に安いので、長期での運用にはもってこいの投資信託であると考えられます。

②eMAXIS 新興国株式インデックスファンド
<基本情報>
・投資地域、資産  … 新興国株式(主に中国、韓国、台湾、インド)
・対象インデックス … MSCIエマージング・マーケット・インデックス
・純資産総額    … 323億円(7月2日時点)、漸増も最近同水準推移
・信託報酬     … 0.648%
・TE       … 2.52%

次に紹介するインデックスファンドが、新興国株式に投資をするインデックスファンドです。この投資信託の魅力は、そのTEの低さと純資産総額の大きさです。新興国株式に投資をするとなるとどうしても気になるのは価格変動リスクの大きさと流動性リスクです。他の同じようなファンドでは、純資産総額が小さかったり、TEが大きかったりするために、インデックスファンドとして運用するにはリスクが大きすぎるものがあります。しかし、この投資信託は安定的に純資産総額が増え、また他のファンドはTEが3%を超える中、3%以内に抑えている点で新興国株式のインデックスファンドに投資をするという場合には非常に安心できるファンドです。ただ、新興国なので、大きな価格変動リスクがついていることは注意してください。

③eMAXIS NYダウインデックスファンド
<基本情報>
・投資地域、資産  … 北米株式
・対象インデックス … ダウジョーンズ工業株価平均
・純資産総額    … 97億円、漸増
・信託報酬     … 0.648%
・TE       … 4.65%

最後に紹介するインデックスファンドはアメリカのNYダウに連動するインデックスファンドです。このファンドは他のインデックスファンドと比べて、純資産総額も小さく、またTEも5%と大きめです。それでも紹介したいファンドです。ここでは上記の先進国株式に投資をするインデックスファンドと比べます。上記の投資信託は、目論見書を見ていただければわかりますが、投資対象の過半数はアメリカです。アメリカは、先進国の中でも古くからの移民政策が成功して、常に現役層の人口が増加している国であり、また国としての経済規模も先進国でありながら高成長です。それに対して日本は非常に低成長な国です。このインデックスファンドは、そんな経済大国アメリカに集中投資をすることができるファンドです。そのような意味で魅力は高いのですが、インデックスファンドとしてはTEが高いので、3つ目に挙げさせていただきました。

 

今回の内容は以上です。
投資初心者にいきなりアクティブファンドは、運用方針などを見極めることが非常に難しいと思いますが、インデックスファンドはシンプルです。なので、どの基準に注目するべきか非常にわかりやすいと思います。最後に注意点です。一般的に投信の基準価格は低い方がよいと考えられがちですが、同一ファンド内で短期で見るならば少しは有効的かもしれません。しかし、他のファンドと比べたり、長期で比べるのは非常にナンセンスです。というのも、基準価格は最初10000円から始まり、様々な銘柄の入れ替えの結果、そこにたどり着いたもののため、運用期間に非常に依存します。成長している先に投資をするファンドであれば、運用期間が長ければ長いほど、基準価格は上昇します。なので、基準価格が大きいから投資時期ではないとか、基準価格が小さいから投資時期であるという考え方は持たないことをお勧めします。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。