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さて、今回は投資をする上で最初に決めるべきことを書いていきます。
それは、ロッドで投資をするのか? それとも、ドルコスト平均法で投資をするのか?
結論から言いましょう。
「選択することができるのなら、言うまでもなくロッドである。」
なぜそうなのか説明する前に、まずは前提を説明します。それは、この投資はあくまで中長期的な投資であるということです。投資はあくまで中長期艇に行うもので、短期的に行うものは投資ではなく投機になるので、今回は扱いません。
次にロッドとドルコスト平均法を説明します。投資資金が100万円あると仮定します。
●ロッド
ロッドとは、100万円を使って投資をするときに、一回でその資産を購入することを言います。
●ドルコスト平均法
ドルコスト平均法とは、この100万円を例えば10万円ずつに分けて、一か月ごとに10万円ずつ資産を購入して、10か月かけて購入するような方法です。要するに積立です。
一般的に投資の原則として、「長期」、「積立」、「分散」の3つの原則を守って行うことがよいと言われています。確かに、私が行った以前の分析では、この三つを守ることで、リスクの低い投資をすることができます。
今回の記事では、この3つのうち「積立」に関して書いていくということです。
さて、ロッドかドルコスト平均法を選択できるのなら、言うまでもなくロッドがよいということを上に書きましたが、何故ロッドがよいのでしょうか?
それを説明する前に
「なぜドルコスト平均法をするべきではないのか」ということを書いていきます。
ドルコスト平均法は、何回かに分けて購入するので、低い値段で購入することもできます。もちろん、高い値段で買ってしまうこともありますが。
ドルコスト平均法が最も効果を発揮する場面は、積立を始めてすぐ大きく下落し、その低価格帯を推移し続けて、最終的に元の価格以上に上昇している場合です。この場合には、ロッドよりもドルコスト平均法のほうが効果はありますが、実際にはそんなことは起きないので、ドルコスト平均法は意味がないのです。
過去のMSCIコクサイインデックスを2002年から今までの数字を見てみると、分かります。その19年の間の1年ごとの範囲に絞って、その年中に出た指数の最大値、最小値、平均値を出しました。
そうすると何がわかるのか?
実は、ある年の指数の最大値、最小値、平均値の内、前年の指数の最大値、最小値、平均値を上回る年は、それぞれ15回、13回、15回あるんです。逆の状況はそれぞれで3回、5回、3回しかないということです。
資本主義の終わりだとも言われたリーマンショックの時(2008)に付けた最低値を、さすがに翌年の2009年の最低値が上回ることはなかったですが、2010年に付けた最低値は前年の2009年の最低値を30%近く上回っています。
そのため、運用期間が長くなればなるほど、ドルコスト平均法での利益が小さくなります。
もちろん、ドルコスト平均法が意味がないわけではありません。ロッドで投資をできるのであれば、ドルコスト平均をわざわざ使う意味はないという意味です。
どちらにせよ、投資はした方が良い。ただ購入方法の選択はロッドができるのであればロッドで行い、ドルコスト平均法しかできないのであれば、ドルコスト平均法を使って投資をするべきである。ということです。
今回の内容は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。Twitter(@kaikitouwa)をやっておりますので、フォローしていただければ更新を見逃しません。
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