資産形成と資産運用  ~持たざる者と持てる者の投資戦略~


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みなさん、こんにちは! りょーへーです。
この記事を開いていただきありがとうございます。

 

ここ最近では、米中貿易摩擦の関係でトランプさんの発言や習近平さんの発言によって、先行きがよくなったり悪くなったりを繰り返していますね。指数が高くなったり低くなったり、逆張りがしやすいので、ある意味安定していますね。いきなり大きなことをやられると、それによって一気に為替や株価が変動するので、そういったことがあると読みにくくなるので、いやですね。

 

さて、世の中には「資産運用」という言葉と、「資産形成」という言葉がありますよね。どちらもお金を預貯金ではなく、他の形にして長期間育てることを指しますが、両者には違いがあります。言葉を見れば、なんとなくその違いが判ると思います。「資産形成」とは、資産を持たざる者が、資産を作るために行う行為のことを指す一方で、「資産運用」とは、すでに資産がある人がその資産を減らさないためにとる行動のことを指します。

 

このように持たざる者と持てる者では、資産を管理する目的が異なってくるので、その方法も変わってきます。特に資産形成が必要な「持たざる者」は若年層に多く、資産運用が必要な「持てる者」はシニア層に多いので、持たざる者を若年層と、持てる者をシニア層と定めて話を進めていきます。今回の記事で、この持たざる者と持てる者における資産管理の方法を考えるうえで、味方に付けなければならないことや、最大の敵を考えていき、どういったもので管理するのがよいのかということを考えていきます。

 

〇「持たざる者」の味方、最大の敵

持たざる者は、現在資産がありません。その一方で労働力を有しています。労働力を売ることで賃金を入手することができます。この賃金の一部を利用して、将来の資産を形成するための原資にすることができます。また、労働力を有する若年層は、その労働力の価値がなくなるまでには長い時間があります。このような状況にあるとき、資産形成をするためにどんなことを味方につけ、逆に敵として排除しなければならないのか?

資産形成層(若年層)が味方に付けなければならないことは、経済の成長性です。専門用語を使えば、インフレーションです。経済成長によって、インフレが進むと物価が上がります。物価が上がるということは、それだけ労働対価が額面上上がります。そうすると、政府は高いインフレは抑制しようと金利を上げてきます。これが、1960年代と1980年代の高度経済成長とバブルの時代のことです。しかし、現在では日本は低成長で低金利。金融市場においては日本株は最近好調ムードですが、劇的というものの程ではありません。そのため、経済成長を頼りにした資産形成はなかなか難しいものがあります。

逆に最大の敵は、デフレです。つまり、経済が停滞してしまうことです。今のような状況です。よく言えば経済が安定しているということです。このような状況では、労働力に対する単価は額面上停滞が続くか、悪い場合には下がっていきます。このような状況では、資産を形成するためには非常に不利な立場に置かれます。賃金が下がっていくために、将来のためのお金に回す原資がなくなってしまうからです。また、その後インフレが進行した場合には、ただでさえ少ない資産であるにもかかわらず、通貨の価値の下落により実質的な価値がまた下落してしまいます。そのため、資産形成にとってデフレは最大の敵なのです。今では、デフレとまではいきませんが、通貨の価値に大きな動きはありません。そのため、労働力を売れなくなった後にインフレが起きると最悪なのです。

だからこそ、将来のための資産は、預金ではなく、成長性の高い資産に移す必要があります。

 

〇「持てる者」と味方、最大の敵

持てる者は、すでに資産を形成しており、その資産をいかに減らさずに増やすか、あるいは、維持するかということが課題になります。その目的から考えると、見方はデフレであり、敵はインフレです。まさに、資産形成層とは真逆の構造です。持てる者とは資産がすでにあるために、その資産の実質的な価値が大きく変動すると、大きな損害を被る場合があります。特にインフレが顕著です。インフレとは、通貨の価値が下落です。すでにある預貯金などの資産が高いインフレ率によって、実質的価値が目減りしてしまう可能性があります。今の低成長な日本ではなかなか考えにくい状況なので、「持てる者」にとって今の日本はものすごく資産を維持しやすい世の中なのでしょう。しかし、注意しなければなりません。いくら低成長な日本であるとはいえ、微々たるものですがインフレは進行しています。微々たるものですが、「ちりつも」です。当分使う予定のない金額の範囲で、運用を行うことで、資産の保全ができますので、今の生活水準を維持しつつ、資産を維持することができるはずです。

今後インフレが起きないとも限りません。その時に運用をすることで、金の卵を産む鶏を作ることが大切なのです。

 

 

〇どういったものがよいのか?

ここまで持たざる者と持てる者の敵と味方を紹介しました。持てる者と持たざるものでは全く反対のものが敵として、あるいは見方として現れました。このような状況において、どのような資産を持つことが、資産形成、あるいは資産運用にとっては最適なのでしょうか?答えは簡単です。持てる者にとっては、インフレ率を上回る程度の資産で運用を行い、持たざる者はインフレ率を大きく上回る資産で資産形成を行う、それだけです。

資産形成にとっては、株式や株式で運用をする投信

資産運用にとっては、バランス型の投信や外貨建ての保険

 

こういったものを利用することで、資産形成を、ないしは資産運用をしていきましょう。
個別のものに関しては、それぞれで見ていくので、ここでは割愛します。

 

 

今回の内容は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。
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