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この記事を開いてくれてありがとうございます。
さて、今回の記事では前回の記事で、GDPは個人消費が多くを占めており、株価などを予測する上では、個人消費の動向を見ていくことが非常に重要になるということ書きました。
前回の記事はこちら
Contents
個人消費を見る項目 CPI
こういった個人消費を見ていくために非常に重要になる指標が上記のCPIです。
CPIはConsumer Price Indexの略で、消費者が購入する財やサービスの変動を示したものです。大和証券の説明によると、以下のようになります。
英語表記「Consumer Price Index」の略で「消費者物価指数」のこと。
消費者が購入する各種の消費やサービスの小売価格の変動を調査・算出した経済指標です。ある時点を基準に、同等のものを購入した場合に費用がどのように変動したかを指数値で表したもので、物価そのものの変動を測定することを目的としています。季節的な影響で価格が変動しやすい生鮮食品を除いた「コア指数」が特に注目されています。世界各国で発表され、各国(地域)のインフレ動向を測る重要な経済指標として、生産者物価指数(PPI)とともにマーケットでも注目されています。
まずは、CPIの推移をみていきましょう。
CPIの推移
CPIがどのように推移してきているのかについて、考えていきましょう。
上記の説明である通り、CPIは基本的にはあるときの物価を基準として、それと比べて現在はどのくらいになっているのかということを検討する指数です。そのため、その時のCPIがいくらであるかということではなく、CPIがどのように変動しているのかということを検討するべきであると考えられます。
とはいえ、まずは見ていきましょう。アメリカ、中国、日本のCPIを見ていきます。
このグラフでは、アメリカ、中国、日本の2000年からの20年間のCPIの推移を見ています。
この20年間でどのくらい変動したのでしょうか?
国名 | 2000年CPI | 2020年CPI | 変動率 |
アメリカ | 172.2 | 258.8 | 50% |
中国 | 70.4 | 111.4 | 58% |
日本 | 99.1 | 101.8 | 2% |
このように、日本のCPIは20年間でほとんど変化していないのに対して、アメリカや中国の場合にいは、50%以上上がってます。つまり、アメリカや中国は物価が50%上がっているということです。このように考えると日本に海外旅行者が増えていた理由がよくわかります。日本は本当に物価が低い国で、自国で同じように楽しむよりも日本に来て楽しんだほうが、よりたくさんのことを楽しむことができるということなんですね。
株価とCPIの関係
以上でCPIの推移を見てきましたが、前回の記事でも書いた通り、GDPと市場平均は比較的比例関係にあります。そのため、GDPが成長している場合には、株価も大きく成長していきます。逆に、GDPが成長していかなかい場合には、株価は大きくはなっていかないと考えられます。
そして、日本の場合にはGDPのうち6割が、そして、アメリカの場合にはGDPのうちの7割が個人消費が占めています。さらに、個人消費の動向を把握するための重要な指数がCPIであると考えられます。
次に下のグラフを見てください
このグラフには、2003年からのS&P500と上海総合指数、そして、TOPIXの推移を示しています。また、わかりやすいように、それぞれの株価指数の近似曲線(線形)のものを出しています。
中国の株価指数は、この20年間での乱高下をしており、なかなか参考にはしにくいものですが、予想の通りCPIの上昇率が小さい日本の株価指数は大きく上昇していないのに対して、アメリカの株価指数は近似曲線で考えても傾きが急ですね。
中国は2007年の株価の変動の仕方があまりにもえげつないために大きな傾きにはなってはいませんが、その外れ値がなければアメリカと同等以上の傾きになっていますね。変に外れ値があると、城j強を把握しにくいですね。
とはいえ、2007年の間に中国に投資をしていた人はいまだに利益になっていないということを考えると、その時の中国の株価というものは、1980年代の日本と同じような環境にあったのではないでしょうか?
まとめ
最後まで読んでくれてありがとうございます。今回の内容は以上です。
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