みなさん、こんにちは! マネーの育成術へようこそ!
この記事を開いてくれてありがとうございます。
みなさんは、テクニカル分析をして投資をすることはありますか?
私は買う時にはテクニカルな部分を使いますが、それ以降は基本的にバイアンドホールド戦略をとっているので、あまりがっつり使うわけではありません。ただ、投資をするにあたって、バイアンドホールド戦略をとるにあたっても、ある程度テクニカル分析については知っておいた方が良い思います。
今回の記事について、特にこんなことを考えたことがある人に読んでほしいと思っています。
・損切りしようか利確しようか迷ったことのある人
・一度換金したは良いものの、次いつどこでポジションをとるか迷ったことがある人
・今まで何となく売買をしていて、損失を出すことがあった人
今回の記事では、そのテクニカル分析の中でも、移動平均線について書いていきます。
移動平均線と言っても、ゴールデンクロスやデットクロスなどのような使い方(参考までに移動平均線について書いた記事はこちらです)ではなく、テクニカル分析と景気循環を合成したような使い方を行います。
その方法が、大循環分析です。
Contents
大循環分析とは
まず、大循環分析について説明します。以前にも移動平均線についてこちらで説明しています。この時説明したものは、移動平均線を1本利用して、相場の分析を行う時に使う方法です。逆に今回紹介する移動平均線の使い方は、3本利用することで、相場を掴もうとするものです。
なぜ3本も使うのか?
以前の記事で紹介した移動平均線を1本利用する場合ですと、どのように売買を行っていくかは基本的には決まっています。しかし、移動平均線を複数本利用することで、戦術の幅が大きく広がっていきます。この時、移動平均線は期間を短期、中期、長期の3本を使います。
3本の位置関係によってとるべき行動が変わってきます。
上記で、移動平均線を使う場合には、短期・中期・長期の3本の移動平均線を使用するということを書きましたが、この3本の移動平均線の位置関係によって、その時々でとるべき行動が変わってきます。そして、移動平均線の位置関係は以下の通り全部で6通りです。
これは、それぞれの時点で見た時にそれぞれの移動平均線が、上からsどのような位置関係にあるかを示しています。例えば、第1ステージの場合には、ある時点で見た時に、短期の移動平均線が1番上の位置にある一方で、長期の移動平均線が一番下にあるということを指しており、その中間に中期の移動平均線があるということを指します。
6種類のステージの特徴ととるべき行動
以上のような移動平均線の分析にかかる6ステージの特徴について考えていきます。この6ステージについて、無作為に現れるわけではありません。大抵順番に現れます。第1ステージの次に現れるのは、第2ステージが来ることが大抵ですし、その次には第3ステージが来ることが大抵です。このように順番にステージが訪れることがよくあることなので、大循環分析と言われています
ただし、順番に訪れることはありますが、逆順で回ることもあります。つまり、第1ステージから、第2ステージに移行することもあれば、第6ステージに移行することもあるということです。そのため、必ずしもそれぞれのステージごとに示された行動をとることで利益を上げられるかというとそういうわけではありません。
3種類の移動平均線について、短期の移動平均線のほうが直近の価格の影響を大きくけるので、最初に動くのは短期の移動平均線、次に動くのは中期の移動平均線、最後に動くのは長期の移動平均線になります。
第1ステージは上昇トレンドの渦中
第1ステージは、移動平均線が上から順番に、短期、中期、長期となっている状態です。この状態は、比較的長く続く状態です。そして、直近の価格の影響を大きくける短期の移動平均線が一番上にあるという状況のために、これからますます上がってい行くことが想定されるポイントです。
とるべき行動としては、このステージに移行する時に買いのポジションを入れたり、このステージに移行しそうなときに買いのポジションを入れることになります。
第2ステージは上昇トレンドの終了
第2ステージは、移動平均線が上から順番に、中期、短期、長期となっている状態です。この状態は比較的短期で終了します。これからさらに下落する可能性と同時に、また回復してくる可能性も秘めています。そのため、売る場合もありますが、中期線と長期戦の間が大きく開いている場合には、回復してくる可能性もあるので、様子見をして保有し続けます。
第3ステージは下落トレンドの始まり
第3ステージは、移動平均線が上から順番に、中期、長期、短期となっている状態です。この状態も比較的短期で終了します。この時は、さらに下落するのか、回復するのか見分けるポイントが小さく、レンジ相場入りする可能性が高いです。そこで、多くの投資家は様子見をすることが多いです。
ただ、3本の線が全て下落を始めているのであれば、売りポジションをとることもあります。
第4ステージは下落トレンドの渦中
第4ステージは、移動平均線が上から順番に、長期、中期、短期となっている状態です。この状態の場合は比較的長い期間続くことが多いです。また、下落トレンドが長引く可能性があるので、中期線が長期戦をクロスしたポイントで、売りポジションをとるようにすることが多いです。
第5ステージは下落トレンドの終了
第5ステージは、移動平均線が上から順番に、長期、短期、中期となっている状態です。この状態は比較的短期で終了することが多いです。これからさらに上昇する可能性があると同時に、また下落する可能性もあります。なので、売りポジションを解消する場合もありますが、中期と長期の移動平均線の幅が大きい場合にはポジションを維持する場合もあります。
第6ステージは、上昇トレンドの始まり
第6ステージは、移動平均線が上から順番に、短期、長期、中期となっている状態です。この状態も比較的短期で終了します。このステージでは、上昇してトレンド入りするか、下落トレンドに入るかどうかを見極めるポイントが小さく、基本的にはポジションを取りません。しかし、3本の移動平均線が全て上昇していた場合には、買いのポジションをとる場合もあります。
大循環分析の注意点
この体循環分析を使ったとしても、必ず利益を上げられるわけではありませんが、例えば「損切りしようかな」とか「利確しようかな」と考えている場合には、移動平均線という簡単な分析ツールを使うことで、売買のタイミングにある程度の基準を作ることができます。
私が思うに、投資を失敗するにあたって、最も大きい原因は、なんとなくで売買していることだと思います。もちろん本人は何か考えているはずです。しかし、それは結構思い込みのファンダメンタルズだったりするのではないでしょうか? ファンダメンタルズが悪いわけではありませんが、ファンダメンタルズはチャート以外のすべてのものを使います。範囲が広すぎるために、場合によっては相場を誤認してしまって、誤ったトレードをしてしまうかもしれません。私はできるのであれば、テクニカル分析を主として、ファンダメンタルイズ分析を補助として使うことをお勧めしたいです。
参照
今回の記事はこれを参考にして書きました
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・トレンドをいち早く察知するためのテクニック ~移動平均乖離率~
今回の内容は以上です。最後まで読んでくれてありがとうございます。
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