RSI(相対力指数)とは何か? 逆張りを行う場合には、使ったほうが良いのではないか?

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この記事を開いてくれてありがとうございます。

さて、今回の記事では、テクニカル指標について紹介します。

今回は以下の本を参考して書いています。

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逆張りに使うときのテクニカル

さて、前回の記事ではテクニカル分析の中のトレンド系の指標である移動平均線を紹介しました。移動平均線は短期・中期・長期の3本の線を利用することで、今がどのようなトレンドにあるのかということとトレンドが転換点を迎えたかどうかを判別することができるということを書きました。今回の記事では、同じようにテクニカル指標の一つです。今回紹介するテクニカル指標をうまく利用することができれば、どのようなことができるのか?

①実際にトレンドが転換する前に売買することができる。

②底値をつかみ、天井で放すことができる

この指標を利用することで以上のようなことができます。

 

さて、その指標とは?

 

相対力指数(RSI)です。

 

RSIはチャートの分析をする際には、ローソク足のチャートの下にもう一つウインドウを開いて、そこに表示されます。(下図参照)


 

相対力指数(RSI)は何を表した指数なのか?

 

このRSIという指標はいったい何を示しているのか? まず、この指数がどのように算出されるのか、その計算式が下の計算式です。

 

この計算式は以下のことを示しています。例えば計算期間を10日間と仮定した場合、まずはこの10日間を相場が上昇した日と下落した日の2グループに分けます。そして、この10日間の変動幅を合計します。これが分母になります。次に分子ですが、分子には上昇した日の変動幅を合計します。これだけです。そのため、RSIという指標は必ず0~100の間の数値をとります。つまり、相場が上昇すればするほど、多くの投資家がその資産を購入すればするほどRSIは100に近づいていき、逆に相場が下落すればするほど、多くの投資家がその資産を売却すればするほどRSIは0に近い数値をとるようになります。
一般的には、このRSIが30を下回った場合には、相場が売られすぎなサインであり、逆に70を上回ったときには買われすぎのサインであると言われています。なので、RSIが「高くなってきたなぁ」と感じたら、今後は相場が下落するだろうから、売りポジションをとるようにしたり、逆にRSIが「低くなってきたなぁ」と感じたら今後相場は上昇するだろうから買いポジションをとるようにしたりすることができます。このようにRSIを主に利用した取引は基本的には逆張りになる傾向があります。もちろん、このRSIだけを利用して取引をするのは危険な方法になるので、やめた方が良いと思います。
ただ、移動平均線を利用した順張りの取引の場合には、ポジションを変更するサインが出た時には、ある程度底や天井から乖離した値をつけています。なので、大きな利益は獲得しにくいという特徴があります。まさに投資の格言であるように、「頭と尻尾はくれてやれ」の状況を体現した投資法です。それに対して、RSIを利用した投資法は積極的にその部分を取りに行こうとする取引です。つまり、RSIは価格に先行する指数なのです。価格に先行するからこそ、投資行動をいち早く行い誰よりも先に動きに築こうとすることができるのです。逆に、移動平均線は価格に遅行します。トレンドはある程度日数が経ってからでないと分からないので、当然と言えば当然です。
こういった投資手法は、良い面があります。もみ合い相場が続いているときにはかなり大きな効果を発揮します。逆に、移動平均線を利用した取引の場合、もみ合いが続いているときには、大きな利益が狙いにくい上に、勝つことが非常に難しいです。このように移動平均線を利用した投資手法にはないメリットがRSIを利用した投資手法にはあります。


 

 

RSIのデメリット

上記のようにRSIは買われすぎ、売られすぎを判断することができる指標です。どのような指標にもよい点がある一方で、悪い点があります。それは、大きなトレンドが現れた時には早期にポジションを変更してしまい、損失を被る場合があるということです。移動平均線を利用した場合には、はっきりとした大きなトレンドが現れた場合には大きな利益を獲得することができますが、逆にRSIを利用した取引では大きなトレンドが現れた場合には損につながる可能性があります。
なので、その時々の相場に合わせて、RSIを主な材料にするか、移動平均線を主な材料にするかを機動的に変更して取引ができればよいですが、そんなことができるのであれば苦労はしませんね。なので、あらかじめ着ておいた方が良いでしょう。どちらかを主材料にして、どちらかを副材料にするかということを。私のお勧めは、移動平均線を利用することを主眼に置き、RSIを副材料とすることをお勧めします。あくまで個人的な考えですが、大きなトレンドに乗っかれないのは、悔しいじゃないですか。

まとめ

今回の内容は以上です。最後まで読んでくれてありがとうございます。

テクニカル指標には様々なものがありますが、今回紹介した指標は逆張りに使うときの指標です。個人的には逆張りは広く分散されたポートフォリオのになる投資信託などの金融商品では向いていると思いますが、個別株s期のような集中投資を行う場合には、向いていない投資手法であると考えます。

自身の運用が株価指数に連動させるような運用をしているのであれば、ぜひこの指標は使ってみる価値はあるのではないでしょうか?

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