書評 「経済指標 読み方のルール」 マーケットを見るための経済指標の見方

みなさん、こんにちは! マネーの育成術へようこそ!
この記事を開いてくれてありがとうございます。

 

さて、今回の記事では本を紹介しようと思います。

みなさんは、マーケット動向を見るときに何を参考にしていますか?

株価の先物の値ですか? 様々な時期に発表される統計ですか?

Contents

マーケットを読み解く上での経済指標の重要性

今回紹介する本は、今後の株価を予測するうえで重要になる統計や指数に関してリストアップしている書籍です。

それが、

「経済指標 読み方のルール」という本です。


書いてある内容がダイレクトに伝わってくる書籍名ですね。

 

今回の記事ではこの本の内容を要約するわけではありません。
この本でどういうことについて書かれているのかについて紹介します。

 

この本では、

・様々な統計情報や指数に関して紹介されており、

・その情報がどのように算出されるのか

・その後株式市場はどのように動くのかについて

書かれている本です。そして、この本では50もの指数が紹介されています。

どんな経済指標が紹介されているのか?

たくさん紹介される指数の中で、一つどのように書かれているか紹介します。

 

例えばISM製造業景況指数は、経済の動向を読み解くうえで非常に重要な指数であると言われています。

この指数が50を超えているかいないかが、一つの基準であると言われていますが、この指数はどのように算出されるのか?

あるいは、この指数が発表されるときに投資家はどのように考えるのか、ということを考えたことがありますか?

この指数は、アメリカで発表される指数で、ISM(米国供給管理協会)が発表する指数で、およそ400社の製造業の会社の購買担当役員にアンケートを行い、その集計結果がこの指数です。

先ほども書いたように、この数値が50より上であれば、製造業の業績は順調に伸びていくと予想され、逆に50を下回っていた場合には製造業の業績は悪化していると考えられています。

そして、この指数が50を超えている場合には、製造業の会社の株価が上昇していくと考えられているが、製造業であればどんな企業でもよいというわけではない。

この場合における選択する製造業の会社は、株価のベータが高い企業である。

 

 

このように、

この本では様々な経済指標に関して、それがどのように算出され、その良し悪しの基準はどうで、そして、その時に市場がどのように反応するのかということが書かれた書籍です。

 

私はこの本を2年前くらいに初めて買って読んでいたのですが、今でもたまに見直すことがあります。

なぜなら、この指数に関する知識は、時間が経過するとともに、少しずつ朽ちていきます。そして、その穴を埋めるかのように、自分の思い込みが形作られていく可能性があるからです。

 

この本は2012年に刊行された本で、発売から10年近く経過している。そのため、収録されている統計情報の中には、今では発表されていない指数もあります。

しかし、それらの指数を除いても、ここで紹介されている指数に関して理解することでマーケット動向を理解するカギになるはずです。

 

経済に関する知識を身に付けたいという場合には、ぜひ読んでみてください。

まとめ

今回の内容は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。

経済指標は株価の変動に対してどうしても遅れてきてしまいます。なので、経済統計が発表されたときには最適なタイミングを逃していることが多いという可能性も十分にありますが、相場全体の動向を知ることで、アクティブファンドや個別株式での投資に役立てることができるのではないかと考えます。

Twitter(@szkryhiichioku)もやっておりますので、フォローしていただければ更新を見逃しません。

併せて読みたい記事

経済指標の読み方「ビッグマック指数、日銀短観」

経済指標の読み方「住宅着工件数、ISM製造景況感指数」