2種類の運用方式 ~ファミリーファンドとファンドオブファンズ~

 みなさん、こんにちは! りょーへーです。
 この記事を開いていただきましてありがとうございます。

 

 今回は、投資信託の運用形態に関して書いていきます。

 

〇二種類の運用形態

投資信託の運用形態には2種類あります。それが、ファンドオブファンズファミリーファンドです。ファンドオブファンズは、一言で表すと投資信託に投資をする投資信託で、ファミリーファンドは、ベビーファンドとマザーファンドというものを作り、ベビーファンドでお金を集めて、マザーファンドに振り分けて運用をする投資信託です。インデックスファンドなどはファミリーファンドの形式をとっており、大抵の投資信託はファミリーファンド形式で運用をされています。なので、ファミリーファンドとという仕組みがよくわからない場合には一般的な投資信託を思い浮かべてください。

投資信託には二種類の運用形態があるということで、その運用形態を紹介しましたが、インデックスファンドで運用をする場合にはこの運用形態はまったく気にしなくてもよいです。しかし、この運用形態の違いが特に重要になってくるような投資信託があります。それがアロケーション型のバランスファンドです。

アロケーション型のバランスファンドとは、投資信託の運用資産に様々な資産を組み合わせて運用をするというバランス型投資信託の一般的な特徴を有しつつ、また、その時々の経済情勢に合わせて、資産配分の変更を運用会社が行ってくっれる投資信託のことを指します。このような投資信託は、経済情勢を調査したり、組入銘柄を選択したりするために、人件費がかかってしまうために、一般的なインデックスファンドよりも信託報酬が大きくかかってしまうという特徴があります。このようなアロケーション型バランスファンドでの運用の場合には、上記で紹介しました投資信託の運用形態がその後の運用成果に大きくかかわってきます。

 

〇それぞれの運用形態のメリット

 

・ファンドオブファンズのメリット

リスクが小さくなる

ファンドオブファンズのアロケーション型バランスファンドの場合、投資対象とする投資信託もアロケーション型バランスファンドであることが多いです。そして、投資信託の銘柄にもよりますがそれを一定割合ずつ保有したり、配分を機動的に変更したりするものがあります。そのため、ファンドオブファンズの場合には、様々なアロケーション型ファンドに投資をします。そのため、投資対象の内一つのアロケーションが市場環境に適さなくても別の投資信託のアロケーションが市場環境に適している可能性があります。そのため、合計で見た時に市場平均に勝っている可能性があります。

 

・ファミリーファンドのメリット

手数料が安い

ファミリーファンドの場合には、ベビーファンドで集めた資金をマザーファンドに振り分けて運用すると書きましたが、このマザーファンドはインデックスファンドと同じで、さらにそのマザーファンドで出た利益はそのすべてがベビーファンドの利益になります。そのため、マザーファンドに振り分けると言ってもその分手数料がとられるわけではないので、その分安くなります。

 

 

〇それぞれの運用形態のデメリット

次にそれぞれの運用形態のデメリットを紹介していきますが、上記で紹介したメリットの逆です。

 

・ファンドオブファンズのデメリット

手数料が高い

この運用形態の場合には、まず投資信託としての信託報酬がかかってくるのと、同時に運用先の投資信託でも信託報酬がかかってくるので、2重で信託報酬がかかってきます。そのため、ファミリーファンド方式の投資信託よりも信託報酬が大きくかかってきてしまいます。

 

・ファミリーファンドのデメリット

リスクが大きい

その投資信託がアロケーション型バランスファンドの場合には、その運用会社が直接資産配分を決定します。そのため、その時々の経済情勢に合わせた資産配分をうまくできないと、その分市場平均に負けてしまう可能性があります。

 

このようにアロケーション型の投資信託の場合には、その投資信託の運用方式にも注意して、選択した方がよいです。少額のの運用の場合にはあまり気にしなくてもよいですが、運用規模が大きくなってくると、そのリスクをどの程度許容できるかということは運用銘柄の選択に大きくかかわってきます。

 

私の運用資産は100万円程度でまだ23歳のため、資産が減ったとしてもこれからの生涯賃金で全然取り返せる範囲の運用金額であると同時に、時間を味方につけることができるので多少大きめのリスクをとっても、「時間が解決してくれます」。しかし、生涯賃金では取り返せないほどの運用規模になっている場合にはリスクに関してはもう一度見直した方がよいかもしれません。

 

 

今回の内容は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。今度の記事で、それぞれの運用方式のおすすめの投資信託に関して2,3個ずつ紹介しようと思います。もし面白いと思っていただきましたら、ぜひ「いいね」などのボタンをお願いします。