大きな損を出しているからと言ってやめないで! 積立投資の真の力

みなさん、こんにちは!

最近米中貿易摩擦の、対中関税の第4弾が施行され、また中国側も報復関税として第一次産業品の農作物をアメリカから輸入することを停止したりと、政治的要素で非常に不安な材料が多いですよね。最近ではアメリカ株式が非常に手堅いということでアメリカ株のインデックスファンド等で投資を始めたという方が多いのではないでしょうか? しかし、始めた矢先にこのように大きなリセッションにあってしまっては、やはりやらなければな良かったと考えるのも無理はありません。ここらで一回損切りをしてしまって、また景気が回復してきたら、政治的問題が縮小してきたら再開しようかという人も多くいるのではないでしょうか?

ただ、ちょっと待ってほしい!




 

今回は、このように「投資を始めてみたはいいものの、指数が大きく下がってしまってどうしよう?」と思っている人に読んでほしい記事です。

 

このように考えている人でさらに以下のような条件に当てはまっている人以外は別に読まなくてもいいです。
・長期運用を考えている人
・積立投資を行っている人
・投資信託で運用を行っている人

 


Contents

〇ここで投資から退場してはダメ、絶対

以上のような項目に当てはまった人でしたら、投資を始めるときにこのようなことを聞いたことがあるはずです。「指数が下がったときにはより多くの口数を購入することができ、次に指数が上昇する時に大きな利益を狙うための準備ができる」ということを。 おそらく、そういったことは頭ではわかっていると思います。しかし、一度指数が大きく下がってしまうと、また下がってしまうのではないか? と不安な気もちが大きくなってしまいますよね。しかし、投資は短期でやめてしまうと効果が本当に薄いです。
 勉強やスポーツでも同じことですが、長く行うことそれだけで大きな効果が期待できます。他のスポーツや勉強でも最初のうちは新しく覚えることばかりですぐに上達して楽しいことが多いですが、一定期間たつと新しく覚えることが少なくなって、なかなか上達しないことがありますよね。しかし、そのままあきらめずに継続しているとどこかで技術が爆発することがあると思います。まさに、今の市場環境はこのスランプのような状況です。現在のように大きく下がっている環境下では後に景気が回復したときに大きな利益が得られるように(スポーツで言うのであれば、大きくスキルアップを実現できるように)、備えている最中なんです。投資をした資産がみるみる減っていく今の環境は非常に苦しいと思いますが、長期投資をすると最初に決めた場合には、その戦略にのっとって、長期投資を行いましょう。

~私も、投資を始めて数年たち、何回かこういった下げ相場を経験していますが、毎回嫌な気持になります。しかし、こういった記事を書きながら自分を鼓舞している節もあります(笑)~

 


〇損切りや利確は、長期投資向きではありません。

 このような市場環境ですと、一度損切りをしたいと思ってしまいませんか? 私も下げ相場が期待されるときに、大きく下がるとせっかく増えた資産がまた損をしてしまうかもしれないという思いから、いったん利確をしてしまったことがあります。しかし、その後2か月経過したらその指数が過去最高値を更新しました。確かに、下がるかもしれないという考えは的中しましたが、結局あのまま保有し続ければよかったなと後悔をしています。
 ところで、この損切りや利確には2種類あることはご存知ですか? 一つ目自分の目標に到達した、あるいは、自分が許容できる損失を上回ったので一度損切りないしは利確をするという動きで、もう一つは、これ以上下がってほしくない、あるいはこれ以上は上がらないだろうと思って損切りないしは利確をすることです。一つ目で行うものは、短期運用を行う場合には必要になりますが、長期投資には必要はありません。長期投資は、市場の成長性に注目して、今の購入価格に注目しないで行います。積立投資の場合にはなおさらです。しかし、問題はもう一つのほうです。これは長期投資でも短期投資でもどちらでも避けなければなりませんし、私が行って後悔していたのもまさに、この二つ目の利確でした。この利確や損切はどういったことから生まれるのかというと、投資家の心理的側面からです。今ではインターネットで様々な情報が瞬時に手に入ります。そのため、今後相場が大きく下がるかもしれないから、いったん売却した方がいいといった不安をあおるような情報が非常にたくさん出回っていますよね。
 しかし、長期積立で投資信託で運用をしている場合には、こういった情報に流されずに機械的に毎月投資をしていくことが最も効率的な運用になります。

 


〇運用をやめることを検討した方がよい投資対象

 上記で損切りや利確をして、投資をやめることは絶対に行ってはいけないということを散々述べてきましたが、必ずしもすべての銘柄に関して言えるわけではありません。例えば、特定の産業に集中して投資をしている銘柄で長期的に見た場合に成長性を読み解くのが困難な銘柄(具体的にはエネルギー関連、AI、ロボティクスなど)は一時の流行によって大きく成長するかもしれないけれども、今後継続的に成長していくか怪しいです。このような銘柄は長期投資には向かないので、損切をするか利確をするか継続をするかを考えた方がよいのかもしれません。
 




〇まとめ

 投資信託で積立投資をしている場合には、現在のような大きな下げ相場の時には、投資をやめようか迷ってしまうと思いますが、決してやめてはいけません。継続は力なりです。ただ、特定のテーマ型の銘柄に関してはやめるかどうか検討するべきです。
 今回の内容は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。面白いと思っていただきましたら、ぜひ「いいね」などのボタンをお願いいします。記事を考えることの励みになります。