みなさん、こんにちは!
最近ではNYダウが史上最高値を更新するなどのうれしいニュースがある一方で、近々リセッションが起こるのではないかという少し怖いニュースもありますよね。そこで今回は、デフレ時に強いと言われる金に関する積立に関して紹介していこうと思います。
金というと、どういうイメージをお持ちですか? そんなにお金ないよというイメージがあったり、なんか難しそうというイメージがあるかもしれません。確かに、金投資は少し難しいところがあるかもしれません。しかし、金投資は守りの資産として株に投資をするときの分散効果が発揮できる資産として非常に注目されています。特に「有事の金」と言われるように、それ自体が非常に希少性の高い価値の高いものですので、リーマンショック級の経済危機が訪れても、株ほどには減少しないことが期待できますし、場合によっては経済危機の時に資産価値が上昇することが考えられます。
Contents
〇金投資の特徴
・物価上昇に非常に強い
・不景気の時でも安全資産として需要が高い
・世界中どこでも通用するので、無価値になることはない
・ほとんどの金はドル建てで取引が行われる
金という金属は、非常に希少性が高く、それだけで価値があるものとなっています。そのため、株や債券と比較して価値が紙切れ同然になってしまうことはまず考えられません。このように、金自体には非常に高い価値があるので、銀行預金が低金利であることと相まって現在安全資産として需要が高まっています。
ところで、現在金はどのように生産されているかご存知ですか? 現在は鉱山で採掘される金は全くと言っていいほどありません。現在の金生産の主流は、鉱山から都市鉱山に移りました。都市鉱山とは何なのかというと、ケータイや電化製品などに使われている金やレアメタルをリサイクルして金を生産する方法です。現在では鉱山から生産できる金は売買コストよりも生産コストのほうが大きくなってしまっているので、今後金が鉱山から生産されることは技術革命にって生産コストが格段に安くならなければ難しいのではないでしょうか。
上記のところで、「不景気には安全資産として、金需要が高まる」ということを書きましたが、これは非常に多くの人が知っていることのために、この情報を鵜呑みにしない方がよいと思います。というのも、2000年代前半の相場を見ると、「有事の金」という特性は現れていたのですが、ここ最近ではその特性は非常に薄れてきつつあります。実際に、リーマンショック周辺の時には、リーマンショックなどの金融危機が起こるのではないかという不安が高まると機関投資家などの大口の投資家が金を大量に購入しそなえ、実際にリーマンショックが起こると個人投資家が金は安全であるという考えから金に投資をしました。そのため金価格は大きく情報しましたが、その時に機関投資家は利確の動きを出して、個人投資家が結局含み損を抱える事態になってしまいました。このように、「有事の金」という特性は今は昔の話になりつつあるというのが現状です。そして、現状の値動きでは株と同じように、好景気時は価格は上昇し、景気後退局面では価格は下落するという流れになっていますので、「安全資産としての金」という特性は以前よりかは薄らいでいます。
〇金投資のメリット
・世界中どこでも通用するため、無価値になることがない
・インフレリスクに耐えられる
金は誰もが価値を認める貴金属です。最近では金投資というものが注目を浴びつつあるのでますます金の価格は上昇しています。米ドル建てで取引をされるのですが、米ドルベースでは、ここ8年近く過去最高高値を更新し続けています。また、金は物価上昇率に連動する特徴があります。現在日本は物価上昇率が非常に低いです。しかし、金はドル建てで取引が行われます。そのため、連動する物価上昇率はアメリカの物価上昇率です。アメリカの物価上昇率は年率で2%近いです。そのため、金の価格も長期的に見ると、同等の割合で伸びてきています。
〇金投資のデメリット
・金価格あるいは為替レート変動の影響を直に受ける
・金利や配当は一切つかない
金投資は、将来的には投資をしている金の価格上昇のみを狙う投資手法です。そのため、株式や債券のように配当収益や利息収益を狙うことは一切できません。また、ドル建てのためにドルベースでの金価格が上昇していたとしても当初よりも円高が進んでいた場合には、元本割れを起こす可能性があります。
〇金投資を始める方法は?
・投資信託で始める
・現物で始める
金投資を始める方法は二種類あります。一つ目は、投資信託で始める方法です。この方法は一般的な株式などの投資信託で運用する方法とほとんど違いはありません。個別の投資信託を見ても十分な流動性があり、また株式よりも安定的な値動きがあるので、リスクを避けたい低く抑えたいという方には非常に有効な投資手法ではないでしょうか? さらに、リターンのほうでも債券よりも高い利益が期待できるので、投資するにあたってのリスク的立ち位置は債券と株式の中間的ポジションであると考えられます。また、ネット証券であれば100円からつみたて投資が可能で、簡単に少額から始められます。
純金積み立てによる現物保有の投資手法は投資信託と同じように、毎月一定額購入することができます。投資信託を保有することとの大きな違いは、純金積み立ての現物保有は一定の単位購入することで、ただ有価証券でのつみたてから、実際に金現物を保有することができるという点です。その金を使って、ちょっとしたジュエリーを作ったりと、コイン形式にしてコレクションしたりと、ただ投資信託で積立することにない楽しみもあります。
今回の内容は以上です。金投資をすることによって、銀行預金では実現することができない高い利回りを実現でき、また他の株式などの投資信託と比べた時に、より低いリスクであるので、投資はちょっと不安だという方には、金での資産形成を行ってみてもよいのではないでしょうか? ただ、注意点があります。金の資産形成でも一般的な投資信託と同じように短期で大きな収益を狙おうとすると、元本割れを起こす可能性が非常に高くなってしまいます。最低でも5年。できれば10年まで保有することによって、利益を非常に出しやすくなります。
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