みなさん、こんにちは!
今回は、投資をするときの戦略の一つを紹介します。投資に対してどんなイメージがあるでしょうか? 様々なイメージがあると思いますが、「投資をするほどお金はない」というものではないでしょうか? 今回紹介する投資戦略は、元手がない人でも大きな効果が期待できる投資戦略です。
その投資戦略は「ドルコスト平均法」です。
Contents
●ドルコスト平均法とは?
ドルコスト平均法とは、端的に言うと、定期的に一定額株や投資信託を購入することを言います。この定期的にという期間ですが、一般的には一か月ごとに行うことが一般的です。さらにリスクを小さくしたい場合には半月ごとに、や一週間ごとになどの方法を行うことができます。私も、毎月10,000円ずつNYダウに連動するように組成されたインデックスファンドと、中国株のインデックスファンドを購入しています。
●ドルコスト平均法のメリット
投資信託や株式などは日々価格変動をしています。そのため、一括で購入するとなると、重視されるのは買ったときの価格と現在の価格です。現在の価格が当初の価格よりも上がっていれば利益が出ますが、下がっていれば損失が出てしまいます。損切りだけはしないという場合には、その価格が上がるまで待たなければなりません。このように、一括で購入する時に重要になってくるのが、タイミングです。
しかし、ドルコスト平均を利用することで、タイミングというものを全くと言っていいほど考える必要性がなくなります。この方法では、一定期間ごとに一定金額購入します。そのため、当初の価格から上がったときにも購入できますが、下がったときにも購入することができます。これの何がよいのかというと、株式や投資信託の指数というのは短期的に見ると上下を繰り返すタイミングを計るには非常に難しいものですが、長期的には右肩上がりの傾向が見えます。
そして、この方法を利用することで最も効果があるのは、下がっているときにも購入することができる点です。投資において指数が下がるというのは損失が出てしまい、非常に悲しいですよね。しかし、そんなときでも投資をやめずに継続してつみたてを行っていると、必ずどこかで指数は元の水準以上に回復します。指数が低い時に購入したものは、投資時の価値が低いので、指数の価格が元の水準以上に回復した場合には、非常に大きな利益を生みます。
ドルコスト平均法という投資戦略をとる場合において、指数が下がることは決して恐れることでも不安に思うことでもありません。むしろ大きな利益を狙うためのチャンスです。投資を始めた時から指数が下がる可能性がある。だからこそ、つみたて(ドルコスト平均法)で投資をすることがよいのです。さらに過去のデータを見ていると、一括で購入した場合と比べて、この投資戦略を使用した場合とでは、長期的に考えると、ドルコスト平均法のほうが利益を上げやすいというデータも出ています。
●ドルコスト平均法のデメリット、注意点
ここまでドルコスト平均法という投資戦略のメリットや効果を説明してきました。しかし、このドルコスト平均法にもデメリットや注意点があります。
・短期的に見た場合には一括で購入するよりも利益を上げにくい
もともと長期運用向きのドルコスト平均法なので、短期運用で考えるのはナンセンスなのですが、最初に投じる金額はやはり少額になるので、いくら利回りがよくても生まれる金額はせいぜい数千円なことが多いです。だからこそ、長期で行うことで、投資金額が倍になったり、数百万円の利益が生まれたりします。なので、この方法を利用する場合には必ず長期(最低でも5年)での運用を行うようにしましょう。
・この投資法の前提は、長期で見れば株価は右肩上がりになるということ
この方法のメリットの説明の中で、短期的に見るとただ上下を繰り返しているようにしか見えない指数でも、長期的に見れば右肩上がりになっているから、この投資法は長期投資において非常に有効性が高いということを書きました。しかし、長期的に見て右肩上がりになっていない指数ならば、この投資法を使う意味は全くありません。
なので、最低限長期的に見た場合に、指数が右肩上がりにある可能性が高いものを見つけなければなりません。
詳しいことは以下の記事で書いてありますので、参照ください。
今回の内容は以上です。
投資未経験の状態から投資を始めるときには、非常に勇気のいることだと思います。だからこそ、最初は小さい金額から始めてみてはいかがでしょうか? 最初から大きな金額をかけて負けて、もう二度と投資なんてしないと考えてしまうことが、最も残念なことです。
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