現在進行形の高成長性! ASEAN諸国の経済分析


Warning: Undefined array key "Twitter" in /home/ougiizaya/szkryhiichioku.com/public_html/wp-content/plugins/sns-count-cache/sns-count-cache.php on line 2897

みなさん、こんにちは!

以前にはインド経済やUAE経済に関する分析をしました。今回はマーライオンなどで有名なシンガポールを含む東南アジアの経済に関して分析をしていこうと思います。東南アジアと言ったらどんなイメージをお持ちですか? シンガポールやマレーシアの都市部では非常に発達しているけれども、それからちょっと離れると全然発達していないのではないか? 電気も通っていないのではないかというイメージをお持ちですか? 今回の記事では、東南アジアの経済的な歴史と、今後の分析、そして、そこに投資をする上でおすすめの投資信託を紹介していきます。

Contents

●これまでの歴史について

東南アジアという地域は地理的に非常に恵まれているために、常に貿易で栄えてきました。しかしそのために、経済運営が常に大国の影響を受け、それによって左右されます。さらに、17世紀以降はヨーロッパ諸国の列強の植民地となる時代が20世紀中盤まで続きました。具体的には、大航海時代の17世紀から19世紀末ぐらいまで、欧米列強の植民地になり、20世紀初頭からは日本の植民地になりました。この時の経済状況は、宗主国のために第一次産業品を生産することを強制されていたために、自国ではなかなか工業が発達しませんでした。そのため、戦後すぐは消費財に関して輸入に頼っていました。しかし、じきに深刻な外貨不足に陥りました。そこで、輸入代替政策を東南アジア諸国は行いました。この政策は、今まで輸入に頼っていた消費財を自国で生産するようにする政策です。この結果、軽工業品は自国で生産できるようになりましたが、重化学工業についてはいまだに発達しておらず、外貨に頼らなければならない状況です。

そのような中、東南アジアで新たな経済圏が生まれました。それがASEANです。ASEANは、1967年にインドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシアの5か国で始まりました。のちに、ベトナム、ブルネイ、ミャンマー、ラオス、カンボジアの5か国が加わり、現在では10か国が加わっています。上記の最初の5か国をASEAN5ということが多いですが、シンガポールは高所得国並みに経済が発達している一方で、ベトナムというのちの加盟国が大きな成長をしています。ということで、最初の5か国からシンガポールを除き、そこにベトナムを加えた5か国をASEAN5と呼ぶことが現在では主流になっています。

現状のASEANの経済的情勢は、人口では世界の約9%を占め、GDPでは約3%を占めています。さらに、2018年には域内関税が完全に撤廃され、貿易が活性化され、今後の成長を大いに期待できます。また、歴史的にもわかるように地理的要件が非常に良いです。中国とインドという高成長国に挟まれているために、今後の期待が大きく期待できます。

 

●今後のASEANの予測

現状、中国が非常に速いスピードで高齢化が進む一方で、東南アジアには若い労働力が非常に豊富です。特に、後から加盟した5か国に関しては、低開発なところが多く、賃金水準が非常に低いです。実際に、様々な社会保障費などを含めると、人件費は中国の半分程度になると言われています。今後世界の工場は中国から東南アジアに移動するのではないでしょうか?

タイなどの高開発国では、徐々に人口の高齢化が進み、賃金が上昇する中で、資本集約的な産業が経済を支えています。しかし、こういった国々が「中所得国の罠」に陥らないとも言えません。中所得国の罠とは、低所得国がこれまで安い労働力を利用して外貨の取り込みや経済成長をし、中所得国の仲間入りを果たした後、より生産性の高い分野への産業構造の転換をうまくできずに高所得国の仲間入りをできない状況を指します。実際に、そういった国では、インフラが未整備であったり、権力者の汚職が跋扈していたりするのも事実です。なので、ASEANの開発国が高所得国の仲間入りするのには時間が掛かるというのも一つの考え方です。

 

●おすすめの投資信託

今回ここでは3本の投資信託を紹介します。紹介する投資信託はASEAN諸国の株式にしか投資をしていない投資信託です。なので、基本的などれもハイリスクハイリターンですが、資産配分の仕方によっては、今後の成長性の違いも出てきます。そのため、これからの10年近くの運用によって大きな違いが出てくるのではないでしょうか?

① シンガポールを軸において安定的な成長性に投資をする場合

   JPMアセアン成長株オープン

② インドネシアやタイに軸を置いて、大きな成長性に投資をする場合

   朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンド

③ シンガポールを捨て、非常に大きな成長性に投資をする場合

   アセアンワールド ファンド

 

私個人では、今後10年くらいは使う予定のないお金があるので、そのお金を③のシンガポール以外の高成長性を期待できるファンドに投資をしました。

 

今回の記事は以上です。アジアの国々は歴史的に見ると非常に有力な地政学的な力を有しています。これまでのその優位性のために列強から植民地人されていたので、大きな国際的プレゼンスを発揮することが難しくなっていましたが、自由貿易が活性化している現在においては非常にその優位性を発揮しやすくなっています。今後の成長に大きく期待できるのではないでしょうか?


Warning: Undefined array key "Twitter" in /home/ougiizaya/szkryhiichioku.com/public_html/wp-content/plugins/sns-count-cache/sns-count-cache.php on line 2897

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です